つめたい海が鳴る
悲しかったから耳を塞いだの
神父は何をみる？
原風景で再会
未完成だから美しい
珈琲色の目
良心の不在
暗闇のサウンドトラック
焦る呼吸
劣悪なる儀式
この罪は何億の雨粒で洗えるか
君が死んだら旅に出る
人を知らぬ草木
半分は死人へ
皺だらけの手紙について
言葉を話すけものたち
餌にもなれない
捕食者の嘆き
元より人でなし
ナンセンスな質問
攻撃性はあえて隠さない
牙を出すのを早まるな
一番厄介なのは人間
銀色の欲望
ひどい海鳴り
騎士の仮面
あなたの香りを寝香水にしてみたい
膨らむのは不安だけではない
爪を研ぐ人間
あなたにはあなたの物語
喧騒のワルツ
短い爪で引っ掻いて
視線の端のスカーフ
密談する素足
メガロマニアの兆候
散文の標本
星も凍る夜気
天使が通る隙もなく
たったひとつの綻び
一気に紐が解かれたら
足取りの軽さは天下一品
甘い飴を転がすように
貴方の特別を教えて
チョコレートか罠か
陶酔に置いてけぼりの君
蝋梅
title / 自作発言は× 他、良心に沿ってお好きなようにお使いください。
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